林金物オリジナル包丁 4シリーズ(生紬・波舞・玄粋・玄槌)の違いと選び方

林金物のオリジナル包丁は、生紬(しるく)・波舞(なみまい)・玄粋(くろいき)・玄槌(くろつち)の4シリーズ。いずれも刃渡り165mmの三徳包丁で、明治5年(1872年)創業の当店が企画し、大阪・堺、福井・武生、兵庫・三木、高知・土佐の職人の手で一本ずつ作っています。鋼材・仕上げ・柄がそれぞれ違うので、このページで4本の違いと選び方を整理します。すべて桐箱入りで、そのまま贈り物にもお使いいただけます。

桐箱に納められた林金物オリジナル包丁「生紬」

4シリーズ早見表

生紬 波舞 玄粋 玄槌
読み方 しるく なみまい くろいき くろつち
鋼材 青紙2号(鋼)をステンレスで挟んだ割込み VG1(ステンレス)のダマスカス 青紙2号(鋼) 青紙スーパー(鋼)
刃の仕上げ 磨き ダマスカス(波の模様) 黒打ち 黒打ち+鎚目
錆びにくさ 刃先の鋼の部分だけ注意 錆びにくい 錆びやすい(鋼) 錆びやすい(鋼)
柄 ウォルナット八角 ウォルナット八角 朴(栗形) 朴
全長/重さ 315mm/111g 318mm/125g 320mm/152g 320mm/119g
利き手 左右どちらも 左右どちらも 右利き向け 右利き向け
価格(税込) 19,880円 26,980円 20,980円 22,980円

口輪はいずれも水牛角、両刃です。重さは職人の手作業のため個体差があります。

選び方——まず「錆への向き合い方」で決める

  • 錆の心配をしたくない → 波舞。ステンレスのダマスカスで、4本のうち最も気を使わずに使えます
  • 鋼の切れ味がほしいが、手入れは最小限にしたい → 生紬。鋼をステンレスで挟んでいるので、錆びるのは刃先の数ミリだけ。軽く、左右どちらの手でも使えます
  • 鋼の包丁を使い込みたい → 玄粋。青紙2号の黒打ち。切れ味が長持ちし、研ぎやすい鋼材です
  • 最も硬い鋼材と、食材離れの良さ → 玄槌。青紙スーパーの黒打ちに鎚目。4本で最も硬く、鎚目で食材が張り付きにくい

各シリーズの詳細

生紬(しるく)——軽くて、左右どちらでも

きめ細かく磨いた刃が絹糸のような表情を見せる、柔らかい印象の一本。芯は青紙2号の鋼、両側をステンレス(SUS405)で挟んだ割込み構造です。刃先から数ミリは鋼なので、そこだけ変色や錆が出ることがあります。4本で最も軽く(111g)、手の小さい方にも向きます。

波舞(なみまい)——錆びにくく、歪みにくい

ステンレスのVG1を何層にも鍛えたダマスカス鋼。波のような模様が浮かび、上品な印象です。層を重ねた構造で歪みが出にくく、錆びにくく、研ぎやすい。「鋼の手入れは自信がない」という方の最初の一本に向きます。

玄粋(くろいき)——黒打ちの鋼

焼き入れでできた黒い皮膜を磨き落とさずに残した黒打ち仕上げ。皮膜が錆を目立ちにくくします。鋼材は青紙2号で、切れ味が長持ちし、滑らかに切れ、研ぎやすい。柄は朴の栗形(断面が栗の形)で、右手に収まる形です。4本で最も重く(152g)、どっしりと使えます。

玄槌(くろつち)——最も硬い鋼と鎚目

青紙スーパーは、4本で最も硬い鋼材です。黒打ちの刃に鎚で打った凹凸(鎚目)を入れ、切った食材が刃に付きにくくなっています。力強く無骨な見た目ですが、重さは119gと軽めです。

鋼の包丁の手入れ

玄粋・玄槌、そして生紬の刃先は鋼です。使ったらすぐ洗い、乾いた布で水気を拭き取ってください。濡れたまま置くと錆びます。長く使わないときは椿油を薄く塗ります。4本とも食洗機は使えません。研ぎ方はお手入れ完全ガイドをご覧ください。

買ったあとのこと

  • 研ぎ直しは初回無料(2回目以降1本1,500円〜・郵送可)。刃こぼれや柄の相談も承ります
  • 初期不良の30日保証
  • 桐箱入り。送料は全国900円(3万円以上で無料)

よくあるご質問

Q. 4本とも三徳包丁ですか?

はい。いずれも刃渡り165mmの三徳で、野菜・肉・魚に幅広く使えます。

Q. 左利きでも使えますか?

生紬と波舞は左右どちらでも使えます。玄粋と玄槌は柄の形が右利き向けです。

Q. 一番錆びにくいのは?

波舞です。次いで生紬(刃先の数ミリだけ鋼)。玄粋・玄槌は鋼なので、拭く習慣が必要です。

Q. 贈り物にできますか?

4本とも桐箱入りなので、そのまま贈り物にお使いいただけます。個別のラッピングや熨斗は承っていません。